カンヌ国際映画祭で主演男優賞と脚本賞を獲得したサスペンス・スリラーというのでしょうか?
退役軍人で、過去の出来事でトラウマを抱える男・ジョーは、依頼金を受け取って、売春をさせられる少女を非公式で奪還するという仕事で食いぶちを繋いでいます。
政治家の男からの依頼で、ニアという少女を救う依頼を受けるジョー。
無事ニアを連れ出すことに成功したかと思えば、父親は何者かに殺害され、ニアは再び何者かに連れ去られてしまい、ジョー自身も予想だにしない陰謀に巻き込まれて・・・というお話。
各方面からは、「リン・ラムジー監督(『少年は残酷な弓を射る』の人)が、『96時間』を撮るとこんな感じ」とか「『ドライヴ』のような雰囲気」など色々言われています。
主演は『ザ・マスター』のホアキン・フェニックス。
今作ではゴリゴリのマッチョというわけではなく、あくまで体を大きく見せるための役作りをしているそうです。(もっと分かりやすく言うと、ホアキンが俳優引退宣言して、人の顔にうんこしようとする映画『容疑者、ホアキン・フェニックス』のときくらいにデブ体がでかいです)
その甲斐あって、男優賞を受賞したのに、日本公開の詳細が一切出てこない(18年1月26日時点)。他のカンヌ作は続々と公開が決まっているにも関わらず・・・
あまりにも決まらなさ過ぎて、最近のルーティーンは映画.comさんの作品ページを確認するという感じ。現時点で分かっているのは、「6月公開予定」ということだけ。
じらしにじらされ、正直気でも狂うのではないかとヒヤヒヤしていますが、ここで理性を保つためにも、なぜこんなに公開を待ち焦がれているのかをまとめました。
・音楽がジョニー・グリーンウッド
レディオヘッドのギタリストで、主にポール・トーマス・アンダーソン監督とタッグを組むことが多いジョニーさんが、今作で劇伴を担当しているのがアツいです。
個人的には『ノルウェイの森』のサントラもいい感じにナイーブでたまらないのですが、いかんせん映画をまだ見ていないので、あまり大きな声で言えないのが辛いところです・・・
・ハンマーが武器という謎設定
でもこれは今作の原作小説でも同じような設定になってるらしいです。
「なってるんだよね」って監督自身が私もびっくり~みたいな文章のインタビューもシュール。
でも頭かち割られたロリコンとか、死してなお汚点をさらす感じは想像を絶しそう。
少女でハッスルハッスルしたと思ったら、トンカチをぽかんと喰らってお陀仏ですからね・・・身内にこんなんいたらめっちゃヤダ。
・予告が内容無視でかっこいい
インターナショナル版なので、タイトルも『A Beautiful Day』となっていますが、この予告が個人的に凄くツボなんです。
絶対こんなノリノリな内容じゃないのは分かっているのですが、それでもこの予告を見ると、公開が待ちきれなくなってしまいます。
因みに本国版はこちら↓
最近は配給会社ファントム・フィルムが、本国版の予告にあえて字幕をつけただけのものを劇場に流したり、youtubeにアップしたりしているのですが、もっと他の配給でもやってほしい・・・
例えば昨年アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーン・ライト』
最近では、『君の名前で僕を呼んで』も本国版を使用しています。
ただこのような予告のデメリットは、作品によっては概要がちんぷんかんぷんという点・・・既に作品を知っている人はテンションが上がりますが、『ムーンライト』も話のあらすじはよく分からない気がします・・・
というか小さい配給会社は、普通に海外版に日本語字幕つけて、日本版って言ってるので、クロックワークスさんここはひとつ、『ユー・ワー~』はインターナショナル版でお願いします!!!!!!
・トラウマ演出が凝っている
ホアキンが演じるに当たって、リン・ラムジー監督は常に轟音が流れている音源を渡し、ジョーの頭の中には常にこの音が鳴っていると説明したそうです。
本編中にそういった演出があるかは謎ですが、予告を見るとジョーは自ら窒息寸前まで自分をいじめるシーンが散見できます。
タオルを顔に被せて、そこに水をたらすという、よく軍で見かける拷問や、
ビニールを思い切り顔に貼り付けて、窒息寸前まで自分を苛め抜くシーンなど。
後者は幼い頃のジョーも行うシーンがあったので、たぶん彼のトラウマと関係しているのでしょう。
・結論
早く情報でて。
こちらからは以上です・・・・・・・・・・・・・・・・
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